2025.06.11
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ブログ大型部品加工の現場紹介:建機・船舶用の重量級加工の舞台裏
建機・船舶用の重量級加工の舞台裏
「クレーンが無いと動かせません」「1個で100kg超えます」
そんな世界で日々ものづくりが行われているのが、建設機械・船舶向けの大型部品加工です。
今回は、そうした“大物加工の現場”で何が行われているのか、知られざる舞台裏をご紹介します!
◆サイズも重量もケタ違い!建機・船舶部品とは?
例えば…
建設機械のフレーム部品や旋回体、船舶用エンジンのベースやブラケット、ギアケースや大型シャフト部品
いずれも、100kg超、時にはトン単位の重量があるものも珍しくありません。
持ち上げはクレーン、移動は台車、加工は専用設備。まさに**“動かすだけでも一仕事”**です。
◆どうやって加工してる?大物加工の工夫
🔧 専用設備とクレーン環境が必須! → ベッドの長い立型マシニングや大型旋盤が活躍。天井クレーンと連携し、安全第一で段取り・加工が行われます。
🔧 芯出し・据え付けが超重要! → 加工前の“段取り精度”がすべて。ズレがあれば不良になるので、高精度な治具と熟練の目と手で慎重に合わせ込みます。
🔧 工具選定と送り条件がシビア → 肉厚も大きく切削抵抗が高いため、刃物の選び方や切削条件も経験がモノを言います。
🔧 熱変位や振動にも注意! → 大物になると、“重さ”が振動や加工変化の原因になるため、荒加工・仕上げ加工を分けて実施することも多いです。
◆加工だけじゃない、“物流”も勝負どころ!
トラックへの積み下ろしも慎重さが必要
木枠・パレットの手配や梱包設計も加工会社の腕の見せ所
重量物のため、輸送コストや納期調整もお客様と連携して進めます
つまり、「加工すれば終わり」ではなく、出荷まで含めたトータル対応力が問われる分野です。
◆まとめ
大型部品加工は、“重くてでかい”だけではなく、
高い安全意識・技術力・段取り力・物流対応力すべてが求められる、まさに職人技の世界。
当社では、鋳物・鍛造品を中心に大物加工実績が多数あり、建機・船舶向けの部品にも対応可能です。
重量物の材料調達から加工・検査・梱包まで、安心してお任せください!
「この部品、どこに頼めばいいんだろう?」そんな時こそ、ぜひ当社にご相談ください!