NC工作機械（プログラムで動く機械）で、精度が高く効率的な加工をするためには、「加工プログラム」という指示書がとても大事です。
最近は、このプログラムを簡単に作れる「CAMソフト」を導入する会社が増えています。

CAM（キャム）は、図面や3Dデータから自動でNCプログラムを作ってくれる便利なツールです。
これを使うと、複雑な形状のプログラムも簡単に作れますし、誰が作っても同じ品質のプログラムになります。
また、ベテラン作業者の経験に頼らずに済むので、作業が標準化できます。
さらに、加工中に機械がぶつかるトラブルも事前に確認できるので、エラーを減らせます。
材料や工具に合わせた条件設定も自動でできるので、とても便利です。

特に、いろいろな製品を扱う現場や、プログラム作成に時間がかかっている現場、機械ごとに仕上がりがバラバラな現場では、CAMの効果が大きいです。
ただし、導入するときは操作の練習やデータの管理、現場のやり方をまとめる作業が必要です。
機械の種類によっては使えるCAMソフトが違うので、そこも注意が必要です。

CAMは「道具」というより、作業を効率化する「仕組み」を作るためのものです。
最初は大変でも、コスト削減と品質アップの両方を実現できるので、会社の強みになる投資です。

竹中では、TOP　SOLIDというCADCAMソフトを採用しています。
ある程度の範囲を、データを活用して行うため、新規製品受注の都度、機械を止める時間が削減しています。

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