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2025.06.10

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切削油の種類と使い分け ― 水溶性?不水溶性?選定の基準とは?

金属を削るとき、工具とワーク(加工する材料)の間には摩擦と熱が発生します。
これを抑えるために使うのが「切削油」です。切削油をうまく選んで使うと、工具の寿命が長くなったり、仕上がりがきれいになったり、寸法の安定も保てるので、とても大事な役割を持っています。

▼切削油は大きく分けて2種類あります。
①:「水溶性切削油」。これは油を水で薄めて使うタイプで、冷やす力(冷却性)が高いのが特徴です。
旋盤やフライス盤、穴あけなど、いろいろな加工に使われています。
環境にもやさしい反面、潤滑(すべりをよくする)や防錆(さびを防ぐ)ではやや弱いところがあります。
②:「不水溶性切削油」。これは潤滑性が高く、ねじ切り・ブローチ加工のように負荷が大きい作業で活躍します。
ただし、冷却効果は弱めで、油のミストやにおい、処理にも気をつける必要があります。

 

竹中では、ブローチ等の特殊工程を除き、環境にやさしい水溶性切削油に切り替えています。
切り替えるにあたり、濃度管理も徹底しています。薄すぎると防さびが弱くなったり、細菌が増えやすくなったりします。だから定期的に液を交換したり、防菌処理をしたりします。

 

 

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