NEWS

新着情報

NEWS

2025.06.10

NEWS

ブログ

ミスが起きやすい段取り作業 ― 事前準備でミスゼロを目指す

機械加工を始める前に行う「段取り作業(セッティング)」は、生産の品質や納期、コストに直結する大事な作業です。
でも実際の現場では、この段取り作業で多くのミスが起きやすく、不良品が出たり、納期が遅れたり、工具が壊れたりと大きなトラブルの原因になります。

段取り作業でよくあるミスは、加工プログラムを間違える、治具(ワークを固定する器具)や工具を間違えてセットする、ワークの方向を間違える、摩耗した工具をそのまま使ってしまう、材料のロットが違うものを使ってしまうなどです。
これらは、作業者の「慣れ」や「確認不足」が主な原因です。

これらのミスを防ぐために大切なのが、段取り作業を「見える化」し「標準化」することです。
例えば、写真付きの手順書を作って、誰でも同じ作業ができるようにする。
さらに、チェックリストを活用して、工具や治具、ワークの確認を1つずつしっかり行うことも有効です。

また、工具や治具の番号管理や使用履歴を記録しておくと、ミスを防ぎやすくなります。
段取り作業者にはOJT(現場教育)や訓練をして、スキルアップを図ることも大切です。
段取り作業は単なる準備ではなく、製造の品質と効率を支える土台です。
段取りをしっかりすることで、安心して高品質なものづくりができるようになります!

 

竹中では、段取り作業の見える化と共に、習熟度管理を行い、出荷許可証制度を採用しています。

 

 

製品情報はこちらからどうぞ

設備情報はこちらからどうぞ

お電話でのお問い合わせはこちら 0283-23-2633
FAXでのお問い合わせはこちら 0283-22-7055