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2025.05.29

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アルミニウム材の切削加工ノウハウとは?

【アルミニウム切削加工の特徴】

<特徴>         <解説>
軟らかく加工しやすい → 鋼材よりも刃先の摩耗が少ないため高能率加工が可能。
切りくずが粘る    → チップ詰まりや工具への溶着(ビルトアップエッジ)が起きやすい。
熱伝導率が高い    → 熱が分散されやすく、加工熱による変形が少ない。
表面が傷つきやすい  → 加工後の表面保護やクランプ方法に注意が必要。

 

【推奨工具】

<工具種別>   <推奨仕様・コーティング>
エンドミル  → シャープ刃型、アルミ専用刃型、ポリッシュ仕上げ
ドリル    → スパイラル形状、TiB2(チタンボロン)コート
フライス工具 → ポリッシュボディ、ワイパーチップ
超硬材    → アルミ専用グレード(高靭性・低摩擦)

 

【切削条件(目安)】

<条件項目>    <推奨値(一般例)>

切削速度(Vc) → 200~800 m/min(工具・機械による)
送り速度(F)   → 0.05~0.2 mm/rev(加工目的による)
切込み深さ    → 0.1~3 mm(荒/仕上で調整)
クーラント    → 乳化液タイプが推奨(切りくず排出性向上)

 

【加工時のポイント】

1. ビルトアップエッジ(BUE)防止
→ 高速回転+鋭い刃先の工具使用、切削油で冷却・潤滑を強化。

2. 切りくず排出性の確保
→ 強制排出エアブローやスパイラル溝構造工具の活用。

3. 表面仕上げ品質の確保
→ フィニッシュ用の専用刃具やワイパーチップを使用。

4. ワークの固定方法に注意
→ 軟らかく変形しやすいため、クランプによる変形防止対策が必要。

 

 

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