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2025.06.11

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真円度・平面度・直角度… 加工精度の意味と品質保証の現場とは

加工精度の意味と品質保証の現場とは
「図面に“真円度0.01”ってあるけど、これってどういう意味?」そんな疑問、現場でもよく耳にします。
今回は、よく使われる加工精度の意味と、それをどうやって保証しているのか——品質保証のリアルな現場を、わかりやすくご紹介します!
◆そもそも「加工精度」ってなに?
加工精度とは、図面で指示された寸法や形状に、どれだけ正確に近づけられているかを表す指標です。
ただ「100.00mmで加工してね」と言うだけじゃなく、その**形状や角度の“ズレ許容範囲”**まで細かく決められています。
◆よく出てくる「精度」の用語と意味
・真円度(Roundness)→ 丸いはずの形が、どれくらい“真円”に近いか。
たとえば「真円度0.01」とは、“円の理想形”から0.01mm以内のズレならOKという意味です。
・平面度(Flatness)→ 平らな面が、どれくらい歪んでいないか。
大きな部品やフランジの面などで特に重要視されます。
・直角度(Perpendicularity)→ ある面や軸が、別の面に対してどれだけ“ちゃんと直角”になっているか。
穴あけやフライス加工など、正確な立ち上がりに欠かせません。
・同軸度・同心度→ 2つの円形が“どれだけ軸を共有しているか”。
回転部品ではこのズレが振動や騒音の原因になります。
◆どうやって測ってるの?現場の品質保証
加工しただけでは「ちゃんとできているか」はわかりません。そこで登場するのが測定機器や検査治具です。
・三次元測定機:真円度・平面度・直角度もすべてデータ化可能
・マイクロメータ・ピンゲージ:定番の寸法測定ツール
・真円度測定機・形状測定器:専門機器で信頼性UP。検査表や出荷基準書:お客様の求める品質レベルに沿ったチェック体制
品質保証部門では、「図面通りに加工できているか?」を客観的なデータで証明しています。
◆精度だけじゃない!“使える品質”を保証する
いくら精度が良くても、「組み立てで入らない」「締結できない」ではNG。
当社では、“使える部品”であることを重視し、検査結果+現場フィードバックも大切にしています。
精度と機能のバランスを見極め過剰品質にならないよう提案も実施。加工条件やバラツキ情報を社内で共有し、品質を安定化。
◆まとめ
真円度・平面度・直角度など、加工精度は**図面をカタチにするための“見えない約束”**です。
そしてそれを守り続けるのが、現場の技能と品質保証のチームワーク。
当社では、検査体制の充実はもちろん、図面から意図を読み取る力も大切にしています。
「この精度、本当に必要?」「測定方法は?」といったご相談も大歓迎!ぜひお気軽にご相談ください。

 

 

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