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2025.06.11

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切削工具の寿命とコストバランス ― 営業が知っておきたい工具の世界

切削工具の寿命とコストバランス
― 営業が知っておきたい工具の世界
「この製品、ちょっと価格上げたいけど…」 「刃物がすぐダメになるって言われたけど、どういうこと?」
そんなとき、営業として知っておくと強い味方になるのが、**切削工具の“寿命”と“コストバランス”**の考え方。
今回は、加工現場で日々使われる「工具」にスポットを当てて、営業目線で知っておきたい基礎知識とポイントをまとめます!
◆そもそも「工具の寿命」ってどう決まる?
切削工具は、金属を削るたびに摩耗していきます。
完全に“折れる”まで使うわけではなく、以下のような症状が出たら交換サインです:
寸法が出なくなる、バリが増える、面が荒れてくる、音や振動が大きくなる
つまり、「品質に影響が出る前に交換する」のが理想なんです。
◆高い工具は“損”?いえ、“トータルで得”なことも
単価が高い超硬工具やコーティング工具。
一見するとコスト高に見えますが、
工具寿命が長い、面粗度が良い(後工程がラク)、加工時間が短縮できる、といった**“見えないコスト削減効果”**もあります。
現場では、**加工1個あたりの工具コスト(工具費÷加工数)**で判断することが多く、「高くても長持ちなら、むしろ安い」ということもよくあります。
◆営業が押さえておきたい“3つのポイント”
① 価格交渉では“加工条件”の影響も頭に入れておく
同じ図面でも、加工条件が変われば工具の減り方も変わる。 「コストが上がった=工賃アップ」だけじゃなく、工具事情もヒアリングしてみましょう。
② “刃物代がかかる形状”を理解しておく
細い穴、深い溝、硬い材質、焼入れ品…… こうした加工は工具の消耗が激しいので、価格にも反映しやすい要素です。
③ 「どのくらい持つの?」という目線を持つ
たとえば「このエンドミル、〇個分の加工で交換してます」など、 寿命の実績があれば、それも提案材料になります。
◆まとめ
工具の話は現場に任せっきりになりがちですが、「なぜコストが上がったのか?」を理解するためには欠かせない要素です。
営業でも「この加工、刃物が難しいって聞いてます」など、ちょっとしたひと言で信頼感がアップすることも!
当社では、加工条件・工具選定・寿命データをもとに、コストバランスに優れた加工提案を行っています。
ぜひ一度、現場の声を営業にも届けてみてください!

 

 

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